この言葉は、落合陽一さんが中学生向けに講演した時に、生徒さんに聞いたことだそうです。
私が学生なら、そんなこと聞かないでくれよーとベソをかいていたでしょうね笑
英語や英会話を勉強されている人はすごいと思うのですが、受験や就職において何かと英語だ英語だと言われるのはいかがなものかと個人的に思っています。
受験や就活で嫌になるほど聞いたのは
「TOEIC何点ですか?」
というセリフです。
これで分かるのは、「その人が英語で日常会話レベルの話ができるのか、それともビジネスの話ができるのか」ということではなく、「その人は自分の立てた目標に向かってしっかりと勉強して達成することができる」ということではないでしょうか?
英語を話すことができるようになりたいから英語や英会話を勉強する。というのはどうにも手段が目的になっているように思えます。
会社員にとって、TOIECで高い点数をとるメリットは何でしょう?
私なりに考えたのですが、「海外で働く機会」に差は出てくるのかなと思いました。
(最も、海外に全く縁のない会社や部署ではない前提ですが・・)
英語の資格など全く持っていないけど海外出張願望のあるAさんと、TOEIC900点越えで海外出張願望のあるBさんだと、ほぼBさんが海外出張の切符を手にするのではないかと思います。
では、”絶対に”AさんとBさんではBさんの方が海外の切符を得られるのか。そんなことはないと思います。
「私は英語は話せないけど、海外の人とこんなことがしたいんだ!どうしてもやりたいことがあるんだ。そしてそれは利益や成果に繋がるんだ」ということを主張できるAさんと、点数は高くて漠然と海外で働いてみたいけど、やりたいことは特に明確でないBさんであれば、Aさんが海外出張の切符を手にする可能性もあると思いませんか?
「それって英語を勉強しない言い訳にしてるだけじゃないの?」
と言われてしまえば、確かにその通りです。反論はしません笑
偉そうにくどくど言っておきながら、私はTOIECを受けたこともないですし、英語を勉強するつもりもないです。ほんとすみません笑
映画を見るのは好きなので、字幕を見ていて
「あれ?この英語をこんな風に訳(意訳)すのか。面白いな」
と思うことはあるんですけど。
社会人になり、「手段が目的化する」ことに気をつけたいと思う中、英語の勉強ってもしかして「手段の目的化」になりやすいのでは?とハッとさせられた一言でした。